試乗

[さらっと試乗] AC-Cruise by 株式会社アクセス

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今回の試乗レポートは現在(2018年4月)日本国内で購入できる(生産、販売、サポートがはっきりしている)車両の中で最も実生活に近いと思えるモデルです。

 

普段使いのスクーター

軽2輪登録で2人乗りが出来て、パワー(最高速度85km/h)と航続距離(100km以上)も問題なし。値段も軽2輪としては手頃です。電動生活のエントリーには最適だと気になっていました。

販売する株式会社アクセスは電動スクーターの販売歴が10年以上。会社を率いる社長の経験と知識、また販売後のサポートなどがしっかりしているのもポイント。

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車両のスペックを簡単に

モーターは5000wとスクーターとしてはかなりハイパワー。バッテリーはリチウムで72V/40Ah。最高速度85km/h、航続距離120kmと十分。

 

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今回は[さらっと試乗]レポートになります。試乗時に気になったことを{}内にて補足しています。

 

試乗開始 – ブレーキ

まずは簡単な使い方を教えてもらいます。スタンドが出ているとモーターが回らないなどの安全装備は無用な事故を防いでくれるのでありがたいです。

電動なだけにまずは恐る恐るスタート。

走り出しは案外マイルド。アクセルを捻ると間をおいてギュイーンと加速。

加速感に慣れるまでは焦ってもしょうがないのでまずは大事なブレーキをテスト。

 

まずはぎゅっと。

“シューンン”とモーター音の収まりとともにスローダウン。ブレーキいいです。

前後ディスクというのもあり、止まる感触は安心感があります。

 

次はもうちょっと強めに

リアをぐっとフルブレーキ ”シューンン、ズズー!” とリアが滑り出したのですが車体の姿勢がいいので滑り出し気づけませんでした。滑ってからも落ち着いてブレーキを戻せばすぐ姿勢を戻して問題なし。

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フロントは街で起こりうる急ブレーキ(後ろに人を乗せてたら謝る程度以上)の力でレバーを握ると、”シューンッ”とあっさり停止。

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「安全に乗れるのが大前提なのでブレーキに関しては扱っているすべてのモデルに必要以上のスペック品を装備しています」とのことだったのですが、納得です。

{ブレーキスイッチ(モーターの発電トルクを利用した減速)、強制ブレーキ(モーターへ逆電流をかけて減速)も装備しているとのこと。またABSにも対応可能。}

ブレーキが安心できると車両との信頼関係が築けるので次のステップの加速性能へ。

 

試乗 – 加速性能

電動というと加速性能(低回転から最大トルクがかかる)が魅力の1つです。

さあ、いよいよ電動の世界へ!

 

空き地のストレートで時速40キロまでをフル加速!!

しましたが、、、何か、物足りない。

5000wということで馬力に換算すると約7馬力と非力なようですが、インホイールなのでエンジンと違い駆動ロスがない分2-3倍の出力、となれば14-21馬力。かつAC-Cruiseのモーターは最大で8000wなので22-30馬力近いはず。

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この車両がいいなと思っていた理由の1つが電動バイクならでは加速力を期待できそうだったからなのですが、、、

ここは一旦保留。

気を取り直して中速からの伸びをテスト。

初速はやさしいのですが、落ちることのないトルク感がずっと続くのでなんとも面白くて笑いが止まらないです。時速60キロ近くを超えてもトルクが変わらなく、ぐいぐいと押されるのでこの感覚は電動特有。中速から最高速までの加速は必要十分以上です。楽しくてアクセル戻したく無くなります。乗った人にしかわからない電動の楽しみをしっかりと満喫できました。

{解決!コントローラーによる出力の管理で初速が速すぎないように調整してあるとのことです。オートバイに慣れていないライダーやエンジンに慣れすぎているライダーだとアクセルを捻りすぎて危険なのでそれを防ぐためとのこと。出力特製はコントローラーの調整で好きなように振れるらしいので加速重視=航続減る、航続重視=出力抑える、など、オーナーの好みに合わせられるとのことです}

 

試乗 – 旋回性能

次は旋回。とはいっても レースをするわけでもなくスタントもしないので街中での走りやすさをチェック。直進安定性は抜群。車重がわずか94キロなので車線変更も軽快に行えます。

唯一気になったのがハンドルのセルフステアが弱く、低速では曲がりにくいこと。信号が変わって低速で発進してすぐ曲がるような時に車体を寝かせてもハンドルが曲がらないので手で曲げて曲がります。これはちょっと違和感で、少し不安も残りました。

{解決! 今回の試乗車がプロタイプだったようで市販車はトレールを立てて改善されているとのこと}

 

試乗 – 積載

あとはスクーターに求めるのは積載。シート下は電動なだけに期待できませんがジェットなら入るかも?のレベル。ハンドル下にある小物入れは重宝しそうです。リアボックスをつければ普段での利用に問題はなさそうなので、他のスクーターと比べてヘルメット半分ぐらい足りない程度です。

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[さらっと試乗] – 総評

今回は短い時間での試乗だったので充電や実際に生活で使う距離でのテストにまでは至りませんでしたが、電動に興味がある人が実生活に取り入れるのには向いてるエントリーモデルではないのかと思えました。

また株式会社アクセスのアフターサービス(10年以上前に販売した車両の部品が今でも在庫してある)や、電動技術に対する知識と経験の高さ、オーナーの好みに車両の特性を変えられる(受注生産となるので更に高出力のモーターへの変更も対応可能とのこと)など、買ってからでも付き合いを続けらえるのは先を見ても安心です。

もっと実生活でも乗ってみたいと思わせてくれる車両でした。

 

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基本スペック

全長 x全幅 x全高: 1,870mm x 600mm x 1,120mm

軸間距離: 1,380mm

車両重量: 94.2kg

乗車重量: 170.0kg

最高速度: 85km/h

一充電走行距離: 120±5km(平坦路無風時、乗員体重60kgにおける法定速度での定速走行による)

モーター: ホイルイン・ブラシレスモーター

定格出力: 72V-5000W(最高出力:8,000W)

バッテリー:72V/40Ah リチウム電池(酸化マンガン)

充電時間: 約2~6時間(99~121V家庭用コンセント)

ブレーキ: 前後ディスク

価格: 498,000円(税込)

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