試乗

試乗! Urban S by Evoke Motorcycles

遂に中国の首都Beijing(北京)で実現したUrban Sの試乗。

性能と価格が電動バイク生活への入口としてうってつけと勝手に判断。それが正しかったのかがここで試されます。(参考:航続距離200kmで価格が120万円程度)

 

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奥の青がUrban Classic 手前の赤がUrban S

Evoke motorcyclesは中国初のスタートアップ企業ですが、メンバーは国際色豊か。しかも、あの鳴海グループがフルサポート。着実に車両の開発と販売網の拡大を進めています。

車両はUrbanシリーズと名付けられているだけに都市での利用をターゲットにしたシティコミューター。

SバージョンとClassicバージョンがあり、性能は同じですが外見がネオルックなSとカフェレーサー風なClassicとなっています。個人的には俄然Classicがオススメ。ヘッドライトがLEDでかっこいいのと試乗車は黒ですが市販モデルではシートが茶色に。青と茶と黒のバランスが良いです。

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市販モデルのUrban Classic (公式サイトより)

慣れるのはすぐ!

 

車両の操作系を教えてもらってからまずは敷地内で運転に慣れます。

なにはともあれクラッチがないのとブレーキが左手というのが一番の懸念。

停車しようとすると左手を握ってしまうのと、右足がブレーキペダルを探し、左足はギアペダルを探すため空中でパタパタとします(外から見たら結構マヌケなはず笑)

足がパタパタしてしまうのはしょうがないとして、左手をクラッチの感覚で握ってしまうのはちょっと慣れないと不安。ですが、前後のブレーキは連動しているので姿勢を乱すようなことにはならないし、3、4回ほど練習すれば身体が理解してスクーター運転モードに切り替わります。

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CEOのNathan
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COOのChris

もう乗り回したくてうずうずしてるのでお願いして北京の町へと誘ってもらいました。

街乗りオッケー!

初めての国で初めてのマシンで、って本当ならかなり緊張するはずなのですが(実際にはしましたが)、先導してくれるNathanがこっちに気を使いながら安心のペースで走ってくれるので交通になれるのに専念できました。

お陰か、20分も走るとかなりリラックス。

高速で加速してみたり、車線変更もしたり、と普段使いの試乗が出来ました。

Urbanシリーズには3つの走行モードがあり、Eco、City、Proとなっています。

最初はCityモードで走っていましたが、これは普段使いを意識した航続を犠牲にしないモードで、交通の流れに乗っていれば良いという人にはピッタリ。私のように流れの先を常に行きたい人にはちょっと足りない(特に車を避けたり、距離を置くために加速するような場面で)。

ので途中からProモードに切り替え。

これがドンピシャ!

こっちの求める加速をタイムラグなくシュっと出来るので気持ちいいです。常にすっ飛ばす気はないのですが、どうしてもオートバイは交通弱者なので他よりも機敏に動けるということが危険回避と自己防衛になり、安心にもつながります。のんびりとツーリングを楽しむにはCityモードで、街中で交通に紛れてしまう状況ではProモードで。

なんて、一人でムフフと遊んでいたら広報担当のPatrickと落ち合う場所に到着。約30分ほどの慣らし運転は無事にこなせました。

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走っているだけで楽しい!

Patrickと合流してからは北京市内を走り回ることに。これぞ2輪の醍醐味。ただ走り回るだけで楽しい!

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まずは”紫禁城”へ。詳しくはないのですが、英語だと”Forbidden City”。なんかかっこいい。

完全なる観光地ですが、ここも電動バイクだとスルリスルリと入れます。そして観光客がたくさん歩いているのですが、その中を電動バイクですり抜けていると、なんか、不思議と調和を感じます。

エンジンが有るとその音と排気でどうしても歩いてる人に迷惑をかけているように感じながら申し訳なくすり抜ける感覚が、電動だとまったく逆で、静かにスル〜っといけるのでなんか居心地も悪くなく、また周りにも気を使いません。なんかとてもスマートになった気分でした。

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ここでもUrban Sは注目の的でした。現地の人もだし、観光で来ていた人たちにも。

 

モダン北京

「次は何処に行きたい」と聞かれたので「歴史よりも新しい中国がみたい!」「若者が集うような場所!」とお願い。

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Beamsがあったので感激して記念撮影

で、連れて行ったもらったのが原宿、表参道を思わすエリア。

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竹下通りとまではいかずもそれに近い人混み。するすると歩行者をすり抜けて気に入ったところで停車して撮影。この間も現地のテレビ局に隠し撮 りされたり、歩く人達に注目されてました。

 

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足として、電動への入口として

 

「次は?」と聞かれたので「車両をちょっとテストしたいからクローズドでハンドリングやブレーキを試せるような所」

で移動。

早速ハンドリング。とは言え、私はレーサーではなく、日常で使うデイリーユーザーなので最高出力とか、コーナリングスピードとかには興味がありません。もっぱら普段使いとしての評価です。あしからず。

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中国の有名な芸術家の作品と

 

まずは車両にスタンディングして低速でのスラローム。免許を取るときにやるやつですね。

車両が倒れるスピードはそこそこというか、バッテリーの重さなのか一気に倒すのは躊躇します。起き上がりもどうしてもバッテリーの重さに引きづられるというか「よいしょっ」で最初の動きを持っていかないと初動がゆっくりかなと。何度かやってみると慣れてきてある程度速く出来るようになったのですがこれはもうしょうがないのかなと。街中で走っていて鈍い感じはしなかったので峠なりサーキットでバリバリ走る人には気になるかもレベルと判断。

次にブレーキ。リアはかなり思いっきり握ってもズズーっとなる程度で安心。フロントブレーキも同様で、思いっきり握ったらフロントが滑って焦りましたが、ちゃんと荷重を前にかけてからのブレーキングは安心でした。因みにリアをリフトしようと頑張ったけど2、3センチ上がったか!?ぐらいしか出来ませんでした

DSC02056あとで聞いたら車両の重量配分や前後ブレーキの連動で車両が常に一定の姿勢であるように設計してあるようで、なんとも納得の結果です。両手(前後)でブレーキしてもぜんぜん暴れないのはこのお陰。初心者でも安心してブレーキが出来るように開発とのことで納得です。これは心強い。

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ひとしきり自分なりにテストを終えて、帰路へ。

帰りの高速では最高速度まで一気に加速しましたがまったく十分。最高速で走り続けるとバッテリーの減りが早くなったり、負荷もかかって劣化してしまうのでそのまま航続はしませんでしたが、話によると110km/h巡航で問題ないとのこと。街乗りではなにも不備はなかったので、かなり実用レベルな感じがします。ロングツーリングでの航続距離や充電など実際にオートバイで楽しむ状況での使い勝手まではテストできませんでしたが、街乗りとして普段の移動には全然使えそうです。いまなら電動の先駆者としてちょっとカッコつけられるなぁ。なんて妄想が膨らみました。

ソフトウェアのアップデートが遠隔で出来るそうで、ナビを搭載予定であったり、万が一の盗難時にGPSで車両の位置を特定できたり、さらには車両が転倒すると連絡が来るようになったりと、これからのアップデートで更に利便性が上がるのもポイントが高いです。

 

 

電動であることの意味は?

 

今回の試乗では初めて電動バイクを街中と高速道路で乗り回すことができて、発見がありました。

それは環境音との関係。

バイクに乗っていると自分の車両の排気音やエンジン音で周りの音をそこまで気にしませんよね?またヘルメットもあるので自分の世界観という強い概念も出てきます。

しかし、これが電動だと自分の世界ではなく外の世界に大きく注意を惹かれます。

隣の車の音楽、歩道を歩いてる人たちのおしゃべり、周りの車やバスの音。これらが走りながらでも耳に入ってくるのです。この感覚はかなり新しかったです。

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帰宅ラッシュでの一コマを記念撮影

いままでオートバイに乗ってきて気にすることのなかった音が自然と入ってきて、これまで感じていたオートバイに乗っている自分と外との境界線がふんわりと消えて、自分が周りの中にいる感覚。

説明が難しいのですが、、、バイクで走っているときはエンジン音、鼓動を楽しむ面がありますが、それが外の世界を楽しむスタンスに変わるのです。

緊急時(乱暴な車の加速音、緊急車両、急ブレーキなど)のためにだけとっておいた聴覚がエンジン音(排気音)から解放されることで聴覚にも楽しみを感じ取る余裕ができ、走っている時の世界観を広げてくれます。

これ、乗ってみればすぐに分かります。自分の感覚が今までよりも広く、余裕が生まれるのを。

日本への導入はまだ未定だけどeMotoも頑張ります!

 

まだ日本での販売は予定されていませんが、いつかは日本にも進出したいそうです。

日本にも電動の地盤が早く出来上がるようeMotoも引き続きがんばります!

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