まだその存在自体も雲の上のようなeMoto(電動バイク)ですが、すでにカスタムも生まれてきています。確かに既存のメーカーよりも完成度(デザインや細部のディテール)については劣っている電動バイクもカスタムビルダーの手にかかればこの通り!モーターサイクルとしてその立ち位置を大きく主張できるのではないでしょうか。
eMoto Custom by deBolex

イギリスを拠点とするdeBolexがカスタムベースに選んだのはイタリアのeMotoのパイオニアEnergica社のEva。今年から始まるMoto Eのオフィシャル車両を提供するEnergica社の車両だけに性能での完成度も高く、またデザインもイタリアなだけにかっこよくはありますが、どこか市販車だからなのか気が抜けている部分もあります(eMoto Online的には片持ちのリアサスペンションがどうしても気になります)

このプロジェクトの発端はカスタムモーターサイクルを題材とした映画 “Oil in the blood”の監督が映画のリリースに合わせてクラウドファンディングで立ち上げ、伝統と未来を繋ぐことをしたかったからのようです。

機能的なアップグレードはリアショック(ほら!やっぱりここは変えないと締まらない)とブレンボキャリパー、ブレーキマスターぐらいでモーターやバッテリーはノーマルのまま。とはいえカスタムの外装に合わせて構成部品の移動などは必要だったようです。



マフラーがないとリア周り、サイドもスッキリしますよね。これはカスタムの表現が広がる(部品が減ることで目につく部分も増えるし、また加えることもできる)ので今後はまたカスタムシーンも電動にしかできないことが出てきそうです。



気になる充電規格はEnergicaなのでCCSですね(涙)


こうしてeMotoもカスタムのベースとして使われるようになればまた注目も浴びるし、欲しくなりますよね。今年こそが世界での電動バイクの幕開けとなるのか!? すでに未来は電動化しています!


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