KTMはインドのBajajと協業で次期小型電動バイク用の共通プラットフォームを開発中とのこと。
発表は今年中
KTMの親会社であるBajaj Autoによると今年中にはその全容を発表できるように開発は進められているようです。

Bajajの新型は今年度(2020年3月)までには完成をさせる予定で、KTMと共通プラットフォームの48V電動バイクとなります。このプラットフォームはスクーターやモペッド、小型2輪に使えるもので、両ブランドでいろいろなモデルに使われるようです。
出力は3kWから10kWの間になるので普段使いの航続距離の長いモデルになるでしょう。
インドでは内燃機が厳しい状況に
大気汚染が深刻なインドでは電動化が政策として進められていて、2020年には排ガス規制がEURO5と同等のBS6まで引き上げられます。ゆくゆくは小型エンジン二輪の販売も禁止する方向になるなど内燃機にはかなり厳しい状況になっています。

販売台数が大きなインドでは内燃機の代わりに電動バイクが大きな注目を浴びています。ガソリンスタンドのような規模の大きいインフラを必要としなく、電気が通っていればどこでも充電ができ、発展がまだ進んでいない地域でも使うことができる。まさにラストマイルを電動バイクが担えるのです。そして元々の目的である大気汚染が進まなくなるので電動化のメリットを大きく活かせます。
BRICSにいながら隠れていたインドですが、近い将来には世界の二輪の中心を担う大きな存在になるかもしれません。
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