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本命! Zero Motorcycles SR/F

公式サイトより

今年に発表され、すでにデリバリーの始まったZero Motorcyclesのニューモデル「SR/F」。デザインはもちろん、性能、価格面でも今後のeMotoの指標となるモデルです。電動バイクのネガティブを徹底的に減らし、利点を全面に出してきてるこのモデルこそがアイスブレーカーとなるのでは!?

世界の指標

製品の品質、信頼度、販売数と世界のパイオニアとして進むアメリカのZero Motorcyclesは世界中の電動バイクメーカーが指標としているのではないでしょうか。

昨年までのモデルはどこか素人感のあるデザインでしたが、今年発表されたニューモデルはまさに”電動モーターを積んだモーターサイクル”と言える車両になった気がします。

充分なスペック

電動バイクの性能を判断するのにはまずそのスペックです。
SR/Fは最高速度が時速200km/h、最大出力110馬力、最大トルク190Nm、航続距離260km(City)。充電時間は95%まで4時間となっています(オプションの急速充電器をつければわずか60分)。

これらの数字、あっさりと書きましたが、昨年まではどこも到達できていない数字です(プロトタイプや企画段階での車両をのぞく市販車で)。

パフォーマンスがしっかりとあり、かつ航続距離が十分で、充電時間も出先で賄える短さ。価格もベースモデルでUS$18,995(約200万円)、急速充電がついたプレミアムモデルでもUS$20,995(約225万円)と、この性能の電動バイクとしてはかなり魅力的です。

装備も充実

もちろんスマホと繋がる、最先端のディスプレイはカスタムが可能。更に車体自体がネットワークに無料で接続(購入後2年間)しているので車体のソフトウェアのアップデートを車体だけで行えます。また、専用のスマホアプリを使えば車両の出力特性、ライディングモードなどをオーナーが好みに合わせて変えることが可能になります。遠出をするときは航続距離を優先する制御で、近郊を楽しく走るときはパフォーマンスを発揮した制御でなどなど。その日その日以上に、その時その時に合わせたセッティングを使い分けることができます。

前後のサスペンションはショーワ製フルアジャスタブル。ブレーキは前後ボッシュ製のMSC(Motorcycle Stability Control)を搭載。コーナリング中のブレーキングでの車体コントロールや、滑りやすい路面・急加速時などのトラクションをコントロールします。タイヤはピレリのディアブロ・ロッソ3。

モーターも新型の空冷永久磁石ブラシレスモーターとなり、よりハイパフォーマンス、高効率となっています。

リチウムイオンバッテリーも構造の見直しで冷却性能を向上。今年(2019年)の秋にはオプションのアップグレード”パワータンク”が登場予定で、航続距離を20%伸ばすことができます。

充電はベースモデルで3kWh。オプションの急速充電で6kWh。更には9kWh, 12kWhにも対応が可能のようです。3kWh充電だと1時間で約60kmの航続距離分を充電ができるとのことなのでゆっくりお昼を食べれば帰りの分を充電できる感覚ですね。

SR/Fがスタンダードになると思ったけど

eMoto OnlineはSR/Fが発表された時、これが指標となると思いました。SR/Fの性能と価格は電動バイクではかなり優秀だし、Zero Motorcyclesの信頼性も高いからです。他のメーカーもこれを指標に動いてくると思っていました。そしてしばらくはSR/Fが市場を座巻するとも思ったのですが、まさかの登場が先日ご紹介した同じくアメリカのLightning Motorcyclesの”Strike”

ベースモデルではSR/Fには及びませんがミドル、トップレンジのモデルだと性能も価格もかなり近いものになります。

SR/Fはネイキッド、Strikeはレーサーレプリカと形の違いも大きく、利用目的もツーリングや普段の足に重きを置くSR/Fとプレジャー+サーキットも視野に入っているStrikeで比べるのは違うかもしれませんが、eMotoの世界の注目が集まっているのはこの2モデルで間違いありません。

アメリカ カリフォルニアの両雄

ハーレーの新型もそろそろ登場予定ですが現時点(2019年6月)で発表されている性能と価格ではSR/FにもStrikeにも及びません。またMotoEの公式車両であるEnergicaのレーサーレプリカEgoとネイキッドモデルEvaも性能面では比較候補ですが値段が一つ高いのが難点かなと。

Zero MotorcyclesもLightning Motorcyclesもアメリカのカリフォルニア、更にその中でもお互いにSanta Cruz周辺を拠点としているところになにか縁を感じます。モーターサイクルの世界を座巻してきた、日本とイタリアのメーカーに変わるのか、加わるのか、この両雄にはなぜが期待してしまいます。

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