2025年までに25の電動モデルを発売するとしていたドイツのBMWグループは計画を2年前倒しして2023年には25モデルを用意すると発表。さらに電動バイクのコンセプトモデルも公表しました。
Vision DC Roadster

すでに電動バイクのC-Evolutionを販売しているBMWは電動の世界に入っていますが今回のモデルから更に踏み込んだモデルの開発が進んでいると感じ取れます。
ボクサーレイアウトは残したまま
写真から見て取れるようにBMWの特徴であるボクサーエンジンの横に突き出るデザインは残したままです。BMWのアイコンを残すという意味もあるようですが、このレイアウトを残す利点も大いにあるようです。

内燃機ではエンジンがレイアウトの中心に来ますが、電動バイクではモーターは小型になるのでバッテリーがレイアウトの中心になります。またバッテリーの放熱をしっかりとできるのも大きな要因になります。大きく左右に突き出す余裕があるボクサーレイアウトだと風の流れを生むことで冷却効果を高めることができきそうですし、もしかしてバッテリー自体を左右に突き出せばレイアウト的にも冷却的にも大きな貢献になるのでは。

上の写真からだとバッテリーはフィンを使った空冷で、左右に突き出したカウルが強制冷却に役立っているかは分かりませんが、伝統のボクサーエンジンレイアウトをアイコンとして残すことで更にデザインの自由度が上がるのは大きなプラスですね。

詳細なスペックなどは発表されていませんが、i3など自動車でも電動化を進めるBMWが更にスピード上げて開発をしているとなるとモトラッドにもその技術が流れてくるのは明白です。
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