エネルギー テクノロジー 海外ニュース

日本が水上太陽光発電のパイオニア!?

意外というか、知らなかったのですが、世界銀行に依頼を受けたシンガポールの研究所と大学のリサーチによると、水上発電において日本が世界のリーダーとなっているそうです。

世界のフロート式(水上)発電

世界で初となる水上発電所は愛知県に建設され、それ以降、日本では多くのフロート(水上)式の発電所が建設されています。世界最大のフロート式発電所100箇所のうち、実に73箇所が日本国内になります。それらの発電力を総合すると246メガワットとなり、100箇所を合計した半分の発電量になります。

水上発電所トップ100

兵庫県だけで50箇所

日本国内にはダムや水田用の貯水池が多くあり、水上発電に適した環境が整っています。ソーラーパネルを水上に浮かすことで水の蒸発を防ぐ役割ももち、貯水地としての機能も上がります。兵庫県には4万を越える池があり、世界のトップ100箇所のうちの50箇所を占めます。多くは小さい規模ですが、小さいスケールでの電力の供給を賄う次の世代への変化を進めています。

日本最大は千葉県に

千葉県市原市にある山倉ダムには日本最大となるフロート式発電所があり、その規模は18ヘクタール。近隣の5000世帯の電力を賄っています。その効果は年間のCO2排出量を8000トンも削減できるそうです。

 Japan’s Yamakura plant is made up of almost 60,000 solar panels
World Bankより

水上発電はアジアに適している

陸地に限られ、ダムや貯水池を多く擁するアジアでは水上発電に大きな期待がかかります。中国では世界最大となる78000メガワット(21000世帯分)の発電力を誇る水上発電所が始動しました。また韓国ではそれをさらに越える102000メガワット(35000世帯分)の発電量を持つ水上発電所が建設中です。

同様にシンガポールで海上発電所、タイでもダムに水上発電所を作る計画があり、今後アジアでは大きな動きになりまそうです。

陸上発電よりも16%効率が良い

初めて申請された特許が2008年と、まだまだ新しい水上発電技術は陸上での発電よりも効率がよく、先に書いたように水の蒸発を防ぎ、太陽光を遮ることで藻の発生も防ぐことができます。貯水量が減ると発電量が減ってしまう水力発電との併用でもっとも効果があると見られています。

環境への影響が小さく、クリーンなエネルギーで地域を賄うオフグリッドパワーとしての可能性はまだまだ広がりそうです。

ただし、悪天候時の発電量や、荒天での設備への被害、生態系への影響など、まだまだ解決するべき問題もあるので、すぐに今までの発電に取って代わるわけでは無いでしょうが、未来への道が開けた気がします。

元記事

https://www.weforum.org/agenda/2019/03/japan-is-the-world-leader-in-floating-solar-power

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください