自動車、オートバイ用の部品を開発・製造する武蔵精密工業株式会社がアメリカのカリフォルニアに本社を置く3Dプリンターを使った全固体電池の開発を行っているKeraCel社への出資を発表。モーターサイクル用のバッテリーの調達と更に新しいパーツの開発などで協業。
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武蔵精密工業株式会社と言われてもすぐに思い付かないかもしれませんがMUSASHi RT HARC-proと言われれば分かる人も多いのでは。武蔵精密工業株式会社は自動車用オートバイ用部品を開発・製造する会社ですが特にオートバイ用のトランスミッションは世界シェア30%(武蔵精密工業株式会社調べ)と日本を代表するオートバイ用部品メーカーです。そこが目をつけたのが3Dプリント技術を使って様々な容量やサイズの全固体電池を簡単に量産できる技術を持ったKeraCel社。今回の協業では特に電動バイク用全固体電池の優先交渉権の獲得が大きいかと思います。今後電動化がはっきりと見えてきたオートバイ業界においてトランスミッションやギアなどのエンジンあってこその機構から、供給が不足するとみられるバッテリーへのシフトは自然な流れであり、且つお互いの強みを活かした協業は大きな結果が生まれると思います。


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