ついにエネルジカも日本進出です。神戸を拠点とする株式会社エスターがエネルジカ本社と日本における輸入総代理店としての契約を9月に結び、来年の夏前を目標に”CHAdeMO仕様”!の車両を販売開始予定とのこと。

ついに、大御所エネルジカの日本登場!
今年始まったMotoGP併催の電動バイクレースMotoEのオフィシャル車両であり、ヨーロッパを始めアメリカでも人気が出て来ているエネルジカ。先々月には日本での特許取得と、気になる動きがありましたが日本進出が実現するようです。
日本での輸入総代理店となるのは株式会社エスター。カワサキの海外モデルの輸入やトラック、建機、自動車部品などの輸出を行っている貿易商社です。
早速eMoto Online的に気になる質問を問い合わせをしたところ、輸入担当の竹内様からご返答をいただけました。
1 販売開始時期見込み
以下の2の質問と関係するのですが、2020年夏前ごろを目処にしているとのこと。
2 CHEdeMO対応か否
日本ではCHAdeMOが必須と考え、イタリアにてCHAdeMO仕様のバッテリーに換装中のようです。(これはかなり嬉しいニュースですね。)
3 販売網(自社のみ、ディーラーでの全国展開など)
日本仕様の輸入開始に先駆けて2020年の東京モーターサイクルショーやSNSで販売店を広く募集予定。また個人の購入者への販売も可能。
外装やブレンボブレーキ、オーリンズショックなど既存の車両を取り扱いしているショップであればメンテナンスができるのでバイクショップを通じての販売が理想的とのことです。
4 車両販売価格
本国モデルのバッテリー容量が約2倍(21.5kWh)となり現地価格も高騰しているが、現地価格25000ユーロを大きく上回らないように努力中。
5 エネルジカ車両を使ったレース活動の予定
本格的なレース活動はMotoEに任せるとして、日本国内のイベントや走行会には積極的に参加予定。
6 保障・アフターサービスについて
バッテリー3年5万キロ保障や購入2年後の新車買い替え時の半額下取りサービスなど現地と同じように提供できるようエネルジカと協議中。
7 目標販売台数
今後の反響次第。東京モーターサイクルショーに合わせて20台程度の先行予約受付を計画中。

ゼロかエネルジカかハーレーか
eMoto Online的には値段と性能のバランスでゼロ(Zero Motorcycles)が秀でている気がしていたのですが、日本国内で正規輸入元がなく、パーツ手配や電装系の知識がないとまだ難しいところ。ここでエネルジカの正規輸入はかなり魅力的です。イタリアのデザインとMotoEでの性能実績、さらにバッテリー容量も大きく、なおかつCHAdeMO対応とくれば、文句なし。値段はまだ高級車の位置づけになりますが、車検も今のところなく、メンテナンス費用もエンジン車よりも割安。あとは大きく登場するであろうハーレーのLivewireの値段と最終的な性能が気になるぐらいでしょうか・
いよいよ2020年が電動バイクeMotoの元年となるのか!?
日本勢のサプライズ登場があるのか!?
ユーザーも巻き込んでのeMotoブーム到来に期待です!
エネルジカ社との正規契約成立について(株式会社エスター内)
https://estar-kobe.co.jp/business/import/
エネルジカ(本国)公式サイト