中国とタッグを組み開発中の次世代のCHAdeMOの規格が公表されました。一般社団法人チャデモ協議会が日中で共同開発中の次世代超高出力充電規格(プロジェクトコード:ChaoJi/チャオジ)をチャデモ3.0として4月25日に発行した事を発表しました。

新しいCHAdeMO3.0の特徴は
- 500kW超級(最大充電電流:600A)の超高出力対応
- 液冷技術の採用および ロック機構のインレット側への移設等によるコネクタの小型化と充電ケーブルの小径・軽量化
- チャデモ3.0車両の既存急速充電器(チャデモ,GB/T,CCS)との後方互換性確保
となっています。

https://www.chademo.comより

双方向がCHAdeMOの強み
eMotoが取材した海外の電動バイクメーカーの多くがCHEdeMO対応の予定はないとのことで、今後の主流はCCSだと読んでいるのですが、CHEdeMOの強みは双方向。つまり車両への充電だけでなく車両からの送電にも対応していることです。インフラとして注目を浴びているV2H(Vehicle to Home)です。
また中国との共同開発となると、EV化の進む中国から今後生み出されるEVにもChaoJiが採用されるのは濃厚で、数での優位性は保たれます。
更に、インドもCHAdeMOに加わる見込みがあるようです。世界の人工の3分の1のマーケットがCHAdeMO採用になれば、優位性は更に高まります。
日本初のeMotoがいよいよ登場か!?
ChaoJi採用の車両は2021年には登場予定とのこと。インフラの戦いはまだ火ぶたを切っていません。ライダーとしてコネクタの小型化と充電の急速化は嬉しい限りです。日本メーカーから電動バイクがなかなか出てこなかったのはもしかしたらこれを見越してだったのでしょうか。
日本初のeMotoいよいよ発表が始まるかもしれませんね。
一般社団法人チャデモ協議会ホームページhttps://www.chademo.com/ja/chademo3-0/